フェラーリ、またも自滅…ハンガリーGPで消えた勝利のチャンス
2026年シーズンのF1第13戦ハンガリーGP。フェラーリがまたしても勝利を逃した。週末を通じてメルセデスが不調に陥った絶好の機会を、フェラーリは自らのミスで台無しにしたのだ。
金曜日のフリー走行では、シャルル・ルクレールとルイス・ハミルトンが1-2フィニッシュを飾り、そのポテンシャルは疑いようがなかった。タイトでテクニカルなハンガロリンクは、エンジン性能を除けば今年のベンチマークと評されるフェラーリのコーナリング性能に合致すると広く見られていた。しかし、予選で失速。ランド・ノリスにポールポジションを奪われたハミルトンは、オスカー・ピアストリの走行を妨害したとして5位降格。これによりルクレールがフロントローに昇格したものの、フェラーリはソフトタイヤで攻めたスタートを選択したが、ノリスを攻略どころか、ピアストリ、マックス・フェルスタッペン、ハミルトンの後方に沈んだ。
フェラーリの戦略は、ハミルトンがアンダーカットでフェルスタッペンをかわし、マクラーレンを追いかける位置につけるというスマートなものだった。しかし、直後にフェルスタッペンの驚異的な仕掛けにハミルトンが対応しきれず、すぐさま順位を奪い返された。ハミルトンはその後もピットレーン速度違反で5秒ペナルティを科され、最終的にルクレールの後方の5位に終わった。4位と5位という結果は、優勝も可能だった週末の大いなる過小成果だ。
チーム代表のフレッド・バスールは「ミスが多すぎた」と認め、「今日の遂行は非常に悪かった。フロントローから好スタートを切っていれば、レースはまったく違ったものになっていただろう」と悔しさをにじませた。ルクレールも「期待して苦戦する週末と、苦戦を予想して好成績を収める週末がある。この傾向を理解しなければならない」と首をかしげた。
ハミルトンは直近3戦で4つ目のペナルティを喫した。スチュワードが定めたピット出口の80km/h制限をわずか0.1km/h超過しただけだったが、ルールはルールだ。ハミルトンは「タイトルを争うなら、こんなミスは許されない」と自らを戒めた。バスールは、ハミルトンがピット出口でリミッターを早く押しすぎた可能性や、ストップ時のわずかなロックアップがタイムロスにつながったと説明した。
フェラーリは2025年の惨状から大きく改善したシーズンを送っているが、ハンガリーGPは真のタイトル候補になるためにはさらなるステップが必要であることを如実に示した。メルセデスがしばしばチャンスを落とすことはない。その貴重な機会をフェラーリが無駄にしてはならない。

今、あなたにオススメ