高木豊氏、森下翔太の退場に共感「1球にかけてる」ロボット審判導入に言及
阪神タイガースの若き大砲・森下翔太外野手が、ここにきて熱い注目を集めている。巨人と首位を並走するチームにあって、リーグトップの24本塁打をマークする主砲だが、7月度の打率は.234とややトーンダウン。そんな森下について、スポーツ報知評論家の高木豊氏が自身のYouTubeチャンネルで熱い思いを語った。
高木氏は、森下の打撃成績を「よくやってんじゃん」「なんの文句があるんだよ」とまずは称賛。しかしその一方で、「本人からすると不本意な2か月かなっていう感じがする」と、数字が落ちている現状を認めつつ、打線の軸として厳しい目にさらされる立場を慮った。今季の阪神は、4番・佐藤輝明内野手の一発で完封勝ちを収める試合もあり、「そんなに悪いっていう印象はない」とクリーンアップ全体を評価。「ホームランが出ないとかチームが負けてると敗因を調子の悪さに背負わされる。打率の悪さに背負わされる。2人にとってみたらいい迷惑だけど」と、勝負の世界の厳しさを代弁した。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 特に注目を集めたのは、6月6日の楽天戦で森下がプロ初の退場処分を受けた場面へのコメントだ。現役時代に自身も退場経験があるという高木氏は、「俺もめちゃくちゃ言ってた。俺も退場になったし。森下!お前の気持ちは分かる。ものすごくわかる」と、後輩の気持ちに完全共感。そして、頭をポンと叩く仕草を交えながら「1球にかけてるんだよそれだけ。だから早くこれを導入してほしい」と、メジャーリーグで導入されているABS(ロボット審判)制度に言及した。「それで飯食ってるしな」と、プロとしての真剣勝負を称えつつ、感情が昂る気持ちを理解した。
しかし、同じプロ野球界の先輩として、高木氏は厳しい言葉も忘れなかった。「カッカしても自分が損するだけ。度量として受け入れろ。そしたら選手としてもう一つ大きくなるよ」と、25歳の若武者にエール。さらに「審判がいないと野球は成立しない」「打てなくても審判のせいにしちゃ絶対いけない。恨みに変わるから。恨みを持ちながら野球やるんだったらやらない方がいい」と、審判へのリスペクトの大切さを力強く説いた。
リーグトップの本塁打を放ちながら、さらなる高みを目指して葛藤する森下。高木氏の言葉は、熱血漢の若き侍が、感情を力に変えて一回り大きくなるための、温かくも熱いメッセージだ。ファンは、この先の森下がどんなバットで応えるのか、ますます目が離せない。
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