履正社・辻竜乃介、祖父・父に続く甲子園!猛打爆発で大阪大会制覇
大阪の高校野球ファンが待ち望んだ瞬間が訪れた。第108回全国高校野球大阪大会の決勝が28日、大阪シティ信用金庫スタジアムで行われ、2019年夏の全国制覇校・履正社が箕面学園に16-2で圧勝。3年ぶり6度目の夏の甲子園切符を手にした。
この試合、履正社打線が爆発した。相手投手陣を打ち崩し、実に24安打を浴びせて16得点。春季大阪大会を制した実力校が、夏の頂点にも君臨した。これで府内公式戦は14連勝。まさに無敵の強さを見せつけた。
多田晃監督は「最後まで履正社の野球を貫いてくれた。このチームは打撃のチームなので、打って投手を助けてやろうと…。今日は最高の試合ができたと思います」と、自慢の打線を称えた。
主将であり4番を務める辻竜乃介(3年)が、この日も輝きを放った。今大会通算15打点と勝負強さが光る中、決勝でも2安打2打点。3回には無死二、三塁から左犠飛で追加点を挙げ、4回には中前適時打でチームを勢いづけた。
辻主将は野球一家のサラブレッドだ。祖父・哲也さん(2024年死去)は中日ドラゴンズでプレー。父・竜太郎さんは現在、西武ライオンズの2軍野手チーフコーチ(50歳)を務める。史上初の「3世代プロ」を目指す男が、まずは高校野球の聖地に立つ。
「前半にビッグイニングを作って、優位に持って行けた。やっと甲子園に行ける」と満面の笑みを浮かべた辻主将。この日は父・竜太郎さんもスタンドで観戦し、その雄姿を見守った。
支えは両親だけではない。母・洋美さんの「食育」が、辻主将の成長を後押しした。自宅から通う彼は、母の作るハンバーグが大好物。入学後に体重が5キロ増の88キロまでアップしたというから驚きだ。「本当に一番に感謝するのが両親。自分の体はお母さんによって作られている。食事が勝てた要因です」と語る姿に、家族愛がにじむ。
父・竜太郎さんも松商学園時代に1年夏、2年夏と甲子園を経験している。その父と同じグラウンドに立つ息子は、すでに大志を抱いている。「目標は圧倒的な日本一。どんな状況でも4番任されたので責任もってやっていきたい」。祖父、父と受け継がれてきた野球の血が、甲子園でまた新たな歴史を刻もうとしている。
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