村上宗隆、最速156キロ超えに圧勝!衝撃のOPS1.249でMLBトップに
「ストレートで攻めるのは諸刃の剣」――。そんな言葉が、今やシカゴ・ホワイトソックスのスラッガー、村上宗隆を語る上で欠かせないフレーズになっている。26歳の内野手は、時速97マイル(約156キロ)以上の剛速球を相手に、まさに異次元の数字を叩き出している。米公式サイト『MLB.com』によれば、村上はこの球種に対するOPS(出塁率+長打率)が実に1.249。これは144人の対象強打者の中で堂々のリーグトップだ。
メジャー挑戦前、一部では「レベルの違う速球に対応できるのか?」と疑問視する声もあった。しかし蓋を開ければ「全くの正反対」と同メディアが評する通り、その不安は完全に杞憂に終わった。2位にはアストロズのヨルダン・アルバレスが1.142、3位にはヤンキースのフアン・ソトが1.103で続くが、村上の数字はそれらを大きく上回る。長打率.792、期待OPS(xOPS)でも1.161で首位。出塁率も.441と驚異的だ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 今季ここまで22本塁打を放っている村上だが、うち4本はこの97マイル以上の速球を捉えたもの。空振り率こそ45%とやや高めだが、それを補って余りあるのが四球率24%、そして創出打点は6点でトップタイ。相手投手は怖さと慎重さの狭間で揺れている。
象徴的な一打は、4月のアスレチックス戦で生まれた自身初のグランドスラムだ。エルビン・アルバラード投手が投じた時速98.2マイルの速球を完璧に捉え、打球速度は時速114.1マイル、飛距離は431フィート(約131メートル)。スタットキャスト導入後の2015年以降、時速98マイル以上の速球を時速114マイル以上の打球速度でスタンドに運んだ事例はわずか14本。村上の一撃は、その貴重なリストに名を連ねる。
「彼との勝負はパワーとコンタクトのトレードオフになることは分かっていた。だが、まさかこれほど圧倒的に優位に立ち、しかも苦手と言われた球種でこれほどの成績を残すとは予想していなかった」と米メディアも驚きを隠さない。かつて「速球弱点」のレッテルを貼られた男は、真逆の武器でリーグを席巻している。相手にとっては「諸刃の剣」、その鋭利な刃は今、明らかに村上側に傾いている。
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