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中学横綱・時不動が新十両昇進!静岡出身では熱海富士以来の関取誕生

2026年7月29日
中学横綱・時不動が新十両昇進!静岡出身では熱海富士以来の関取誕生

静岡・焼津が生んだ中学横綱が、ついに十両の土俵へ駒を進めた。日本相撲協会は29日、秋場所(9月13日初日、両国国技館)の番付編成会議を開き、西幕下2枚目の時不動(時津風)の新十両昇進を正式に決定。静岡県出身の関取は、現在関脇で活躍する熱海富士以来の誕生となる。

時不動こと本名・吉井虹(2003年8月1日生まれ)。焼津港中時代に中学横綱の栄冠を手にし、中卒で中川部屋へ入門。20年7月場所では貴花田に次ぐ16歳8か月26日での新幕下を達成し、22年名古屋場所では幕下優勝を全勝で飾るなど、早くから才能を開花させた。

しかし、そこからが長かった。幕下の壁は想像以上に厚く、実に6年もの間、十両の座を目前にしながらもなかなか突破できず、苦闘の日々を送った。転機となったのは、中川部屋の不祥事による閉鎖。時津風部屋に転籍し、新たな環境で再出発を図った。

さらに、しこ名も夏場所に「吉井」から「時不動」へ改名。春場所前に静岡の恩人から提案されたというこの名は、「気に入っています」と本人も納得の様子。ただし、同じ春場所デビューで同学年の幕下・不動豊と「不動」が被る偶然には「たまたまなんです」と驚きを隠せなかった。

時津風部屋の新たなトレンドかと周囲がざわつく中、時不動は自らの「不動」の地位を確立すべく、まずは新十両としての土俵を固め、次の目標である新入幕を射程に入れる。身長178センチ、体重173キロの恵まれた体格を生かした押し、左四つ、寄りが武器。名前の由来は福山雅治の「虹」からというエピソードも、ファンの心を掴んで離さない。

静岡出身力士として、熱海富士に続く関取の誕生に地元の期待は高まるばかり。長い下積みを経て掴んだ悲願の地位で、時不動はどんな相撲を見せてくれるのか。秋場所の土俵が待ち遠しい。

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