柔道の先生の一言が人生を変えた!広部大明が語るボートレーサーへの道と次なる目標
滋賀支部が誇る若きホープ、広部大明選手(22)。今年6月、地元・びわこで待望のデビュー初1着を飾り、大きな一歩を踏み出した。小柄ながらも柔道で培った動きが、ボートレーサーへの道を切り開いたという異色の経歴を持つ彼に、夢を叶えた瞬間の思いと次なる目標を直撃した。
「いやー、長かったです」。そう振り返る初勝利の瞬間。意識しないようにしていたものの、1着を取れたことでホッとした表情を見せる。「先輩方からずっと言われていたのでプレッシャーはなかったけど、肩の荷が下りました」。何よりもうれしかったのは、地元・びわこで水神祭を挙げられたこと。そして、たまたま追加で呼ばれて来てくれた師匠の西川真人さんから「おめでとう」の一言をもらえたことだ。「やっとスタートラインに立てたかな」と、新たな決意を口にした。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro ボートレーサーを志したのは、意外なきっかけからだった。幼い頃から柔道に励んでいた広部選手。体格は小さかったが、動きは良く、大きな相手にも立ち向かっていった。そんな姿を見たボートレース好きの柔道の先生が、親に「大明はボートレーサーに向いている」と勧めたのだ。その一言で「そういう職業があるんだ」と知り、将来の夢を書く時は「ボートレーサー」と書くようになった。実際にレースを見たのは高校3年生の時。親に連れていってもらったびわこで「コレや!」とビビッと来て、本気で目指すことを決意した。一度は試験に落ちたが、大学受験をやめてボート一本に絞り、再挑戦で見事合格を勝ち取った。
オフの過ごし方も、レーサーとしての成長につながっている。体の硬さを改善するためにジムに通い、趣味のサウナでは独自のルーチンで精神を鍛える。そして冬の楽しみはスキー。小さい頃から長野県に通い、モーグルのコブも攻められるという腕前だ。「足の使い方や体幹がボートに役立っている」と、遊びもトレーニングに変える貪欲さが光る。
デビュー初勝利でスタートラインに立った広部選手。今の目標は、今期勝率4点台を達成し、イースタンヤングに出場することだ。「プロペラの調整や整備など、難しいことはたくさんある。でも、ここを越えないと」と、さらなる高みを見据える。滋賀の新星が、これからどんなレースを見せてくれるのか。目が離せない。
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