フェスティバルヒル、ひと回り成長!クイーンSで古馬に52キロ差の挑戦
夏の札幌競馬場で行われる第74回クイーンS(G3、芝1800m)に、ただ一頭の3歳馬としてフェスティバルヒルが名乗りを上げた。28日の最終追い切りでは、角馬場で入念に体をほぐした後、ダートコースを1周半流す軽めの調整。鞍上の手応えを確かめるような落ち着いた動きを見せた。
フェスティバルヒルと言えば、昨年ファンタジーSを制した素質馬。しかし、前走の桜花賞では17着と大敗。実は骨折明けの一戦で、本来の力を出し切れなかった。そこから約4か月の休養を挟み、今回はしっかりと間隔を取っての再始動となる。久野助手は「プラス10キロくらいになりそうですけど、全て成長ぶんです。体も大きくなっていますよ」と、その成長ぶりに目を細める。見た目にもひと回り大きくなったという馬体は、休養期間中の充実ぶりを物語っている。
初めての札幌、そして初の古馬混合重賞。未知数の要素が多い挑戦だが、陣営はどこまでも前向きだ。「競馬なのでなるようにしかならないですが、特に気にしていません。ゴーサインを出したときの反応がいいのが武器になると思います」と久野助手。瞬発力勝負になれば、3歳馬の軽さが生きる展開も期待できる。
何より大きな武器は斤量。古馬に対して52キロという軽ハンデは、明らかなアドバンテージだ。「52キロが魅力ですね」と久野助手が語るように、この軽さを生かして直線で弾けるシーンが想像できる。血統面でも半兄にミュージアムマイルを持つ良血。重賞勝ち馬の兄を持つ妹として、ここで結果を残したいところだ。
桜花賞のリベンジマッチとなる今回は、まさに再起をかける一戦。「前走は本来の力が出せませんでした。期待されることは多いですがそれに応えるだけの力は持っているし、チャンスはあると思います」と久野助手は力を込めた。古馬相手にどこまでやれるか。フェスティバルヒルの夏の挑戦が、いよいよ始まる。
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