ジダン監督、フランス代表就任!エムバペら擁する超攻撃陣をどう操る?
フランス代表に、新たな時代の幕開けだ。ジネディーヌ・ジダン氏が正式にフランス代表監督に就任した。2026年W杯後に退任したディディエ・デシャン前監督の後任として、実に14年ぶりとなる新指揮官の誕生。2025年2月から水面下で進められていた交渉が実を結び、パリで行われた就任会見には多くのファンとメディアが詰めかけた。
「この4、5年の間にいくつかオファーはあったが、すべて断ってきた。私が望んだのは代表監督だけだった」と、ジダン新監督は感極まった様子で語った。レアル・マドリーでCL3連覇を達成した名将だが、代表チームの指揮は初めて。5年のブランクを経ての挑戦に「怖くはない。これこそが私の望んだ道だ」と力強く宣言した。
注目のエムバペ主将の扱いについては「今は休むことが最優先。9月に話す機会がある」と、あえて踏み込まなかった。戦術面でも「勝利の方法を一言で説明できるものではない。選手たちと会い、計画を伝える。その後は私がチームを勝たせ続ける責任がある」と、具体策は明かさず。ただし「前任者の仕事を継承しつつ、自分なりのやり方で変えていくつもりだ」と、デシャン体制からの継続と刷新の両立を示唆した。
ジダン監督の強みは、そのカリスマ性だ。1998年W杯優勝メンバーであり、バロンドール受賞歴もあるレジェンドは、エムバペ、ウスマン・デンベレ、デジレ・ドゥエ、マイケル・オリーズらが並ぶ超攻撃陣をまとめ上げる理想的な存在と言える。「私は現役時代、10番だった。モチベーションはゲームそのもの、ゴールを決めることだ」と語った指揮官の下、フランスの攻撃サッカーがどう進化するか注目が集まる。
就任を歓迎する声は選手・ファンからも続々。エムバペは自身のインスタグラムに「おかえりなさい」と投稿。元同僚のビクセント・リザラズ氏は「偉大なフランスサッカーの一日。レアル・マドリーで偉大な選手や大きなエゴをまとめた実績からも、彼は代表監督にふさわしい」と絶賛した。
ジダン新監督の4年契約は8月からスタート。コーチングスタッフの正式発表も数週間後に行われる。初陣は9月、敵地トルコ戦。その後ベルギーとの2連戦を経て、パリでイタリアと対戦する。新生フランス代表の船出は、スタジアムの熱気も最高潮となるであろうアズーリ戦。ジダン監督が2ヶ月後、聖地スタッド・ド・フランスでどんな采配を見せるのか。フランス中が待ち望んだ「王者の帰還」が、いよいよ始まる。

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